※ ネパールは、最高級の紅茶として知られるダージリン地区と山を隔てて隣接している上、多くのネパール人がダージリン茶園で働きその技術を継承しているという好条件も相まって、ダージリンと同等、あるいはそれ以上の良質の紅茶を作っています。

※ネパール紅茶の歴史は、イギリスの保護国下にある1864年、カジャ・ラジ・シン・タパ大佐がネパール東部イラムで茶の樹を植えたのが始まりとされています。ダージリンにアッサムから植え付けが開始されたのが、1855年ですから、10年経ないうちに茶樹がもたらされたことになります。現在は南部のタライ平原と中部にある丘陵地帯で生産されています。主な生産地はジャバ、イラム、ダンクタ、パンチャタール、タルタムで、その中でもイラムティーが有名です。1999〜2000年のお茶の生産面積は約1万ヘクタール、生産量は約5千トン、国内向け、輸出用として主要な収入源となってきています。

※ お茶の収穫時期は年間4回、3月末から11月にかけて茶葉が収穫されます。
※ファーストフラッシュティー
時期:3月〜4月
特徴:色がマイルドで味がはっきりしていて強い香りがする
※セカンドフラッシュティー
時期:5,6月〜7月第1週(ファーストフラッシュの直後から雨季前)特徴:色は薄目でとても芳しい香りがする。見た目が良い。  
※オータムナル
時期:10〜11月
特徴:色が薄く甘い風味